■ ID
| 1151 |
■ 種類
| 論文 |
■ タイトル
| 異なる測定法によるPM2.5測定結果の比較
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■ 著者
| 米持真一
埼玉県環境科学国際センター 梅沢夏実
埼玉県環境科学国際センター 長谷川就一
埼玉県環境科学国際センター 松本利恵
埼玉県環境科学国際センター
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■ 出版元
| (社)大気環境学会 |
■ 出版年
| 2011 |
■ 誌名・巻・号・年
| 大気環境学会誌、Vol.46、No.2、131-138、2011 |
■ 抄録・要旨
| 2009年4月から1年半の間、異なる2つの手法でPM2.5の並行測定を行った。一つは環境省により定義された標準測定法であり、もう一つは、捕集期間、フィルター材質、調湿条件が異なる方法である。質量濃度と水溶性無機イオンを比較したところ、2009年9月〜2010年2月及び4月に得られた質量濃度の月平均値では、両測定値の比はほぼ1.0であったが、その他の月では0.88〜0.93であった。粒子体が半揮発性を有するCl-、NO3-では、特に夏季に、標準測定法に比べ濃度が低くなる合理的な結果が得られたが、粒子体が安定して存在するSO42-でも同様の傾向が見られた。この原因としては、標準法では、深夜0時に捕集が終了した後、9時過ぎに回収するまでの間に、SO2の吸着、酸化変換によりSO42-が増加するためと考えられた。
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